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保育園の調理スタッフ(栄養士)には、
こどもたちのはじめてに立ち会う
ワクワク感があります。

調理スタッフ(栄養士) 正社員
ベネッセの保育園 榊 綾子

こどもたちの食べ物に関するはじめの一歩に携わりたくて、保育園での給食の仕事を自ら探し出してベネッセにコンタクトを取り2007年4月に入社。そのアクティブさは保育園のさまざまな「食」の場面でも発揮されている。

こどものうちに
好き嫌いをなくす。
沢山の食材・料理を
経験する。
薄味に慣れ味覚を養う。調理スタッフ(栄養士)の
腕の見せ所です。

最初から保育園の給食に携わりたかったと伺いましたが?

自分でつくったり食べたりした保育園での楽しい記憶が残っていて、食を通じてこの楽しさをみんなに伝えたいと、中学生の頃から栄養士になると決めていました。保育園でははじめての味や食材、食感など、こどもたちのはじめての一歩となるいろんな「食」との出会いがあります。その大事なはじめてに関わっていきたくて栄養士を目指しました。

ベネッセの保育園を選んだ理由は?

進学をした短大には保育園からの求職はなく、自分で探して見つけたのがベネッセでした。ホームページを見るとこどもを中心とした保育への取り組みがされていて、「こどもちゃれんじ」のイメージもあって、ここなら間違いないと連絡をしてみました。経験がないからと断られることがほとんどだったので、「ぜひ面接に来てください」と言われたときは本当にうれしかったですね。

ベネッセの給食の特長を教えてください。

ベネッセの給食のメニューは和食がほとんどです。それは出汁を活かしてこどものうちから薄味に慣れ味覚を養うことを大切にしているからです。給食室では毎日だし汁をとっています。実際にこどもたちも出汁のとり方から教えたり、つくるところからいろんな体験を用意します。こどもたちも最初は食べづらく苦手だったものも成長していくと好きになってきます。焼き魚やひじきなど和食が人気です。

実際にはどんなお仕事をされていますか?

普段の給食をつくる以外に主に「食育」に携わっています。食べることを通して「食」に興味を持ったり、食べたい意欲につながるきっかけづくりが私の考える「食育」です。離乳食で赤ちゃんが自分でつかんで食べようとするのは意欲の表れです。食を通じて心を育んでいくためにも、小さいうちからの食育はすごく大事なんです。だから「はじめて」の体験に興味を持ってもらうために、いろんな仕掛けで工夫を凝らしています。本当に毎日が工夫の連続なんです。

具体的な取り組みを教えてください。

全体やクラスミーティングにも、保育指導計画の会議にも私たち栄養士が参加します。保育士さんの考え方やこどもたちの現状など、園のことや保育への取り組みを知ることは給食のいろんなところに役立ち、よりよい提案をすることに活かされています。継続できる食育としてお米の栽培を提案したときも、保育士さんからのいろんな意見があって実現することができました。お互いの目的がしっかりと見えて、こどもたちへの連携がしっかり取れている環境なんですよ。

うれしかったエピソードを教えてください。

苦手を克服するためにグリーンピースのさやむきをこどもたちに頼んだら、自分で手をかけたものだからと大事そうに食べてくれました。クッキングを体験した翌日には、習ったことを早速活かして砂場でレストランが開店します。その姿を見ていると伝えたことをちゃんと覚えてくれたんだとうれしくなりますね。回収した配膳に保育士さんから感想が書かれたメモが置かれていたり、園長も気になったことをよく話してくれます。こどもたちからもこんなものつくってとリクエストが届いたりします。こどもたちとクッキングで蒸しパンを作り出来あがったとき、みんなから「ワーッ」と歓声が上がったときの顔を見るのが好きなんです。

これからの目標を教えてください。

もっといろんな「食」に関することに取り組んで、もっとこどもたちの「はじめて」を応援していきたいですね。実は、ベネッセの給食スタッフは働くママ率が高いんです。10年、15年とフルタイムで活躍している先輩がたくさんいます。それだけ働きやすい環境ということだし、子育てをしながらバリバリ働いているというその事実が、長く活躍できるという安心感につながって、私の将来への励みになっています。

1日の流れ

ベネッセの調理スタッフ 1日の動き 一例
※シフトは園により多少異なります。

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