働き始めて少ししたころ
「自分の子もこの保育園に
預けたかったな」
と思いました。

髙橋 佳矢乃

保育スタッフ(保育士)

正社員

ベネッセ武蔵小杉第二保育園

金融機関や寮母の仕事など、様々な職を経験。学生の頃から保育の仕事に興味があったこともあり、保育補助の仕事をしながら保育士試験の勉強をした時期もあったが、子育てもあり中断。2人の子どもの子育てが落ち着いたタイミングで、取引先で知り合った保育士さんとの出会いをきっかけに再検討。お子さんからの応援もあり、保育士に挑戦することを決意。2020年10月、ベネッセの保育園で保育士デビュー。

次の自分の可能性を探して、
自分が何をしたいのかを考えたら、
保育士の仕事にチャレンジしていました。

保育スタッフ(保育士) 髙橋 佳矢乃

なぜ、保育士の資格を取得しようと思ったのですか?

保育補助のお仕事をした時、保育のお仕事の素晴らしさを知りました。その後は子育てが多忙でなかなか資格取得の勉強を進めることができず、保育の仕事への想いを抱きながら十数年事務の仕事をしていました。ある時、ふと取引先の方との雑談の中で「取ればいいじゃないですか、保育士資格!」と言われて。「あぁ、そうだ。私はずっと保育士になりたかったんだ。今なら取れるかな」と思い、資格取得の勉強を始めました。通勤電車の中など、隙間時間も活用しながら勉強をしました。娘も背中を押してくれたことは、とても大きな励みになりました。

保育士として働くにあたり、心配に思っていたことや気になっていたことはありますか?

保育補助の経験から体力がいる仕事だとわかっていたので、『年齢的に体力が追いつくかどうか心配』でした。また、保育士になる方は若い方が多いだろうと思っていましたから、『世代の違う若いスタッフさんと上手くやれるかも気がかり』で、その辺りは踏ん切りをつけるのに勇気がいりました。『経済的な変化や、生活スタイルがどう変わるのか』も不安でした。

ベネッセの保育園で働こうと思った理由を教えてください。

娘がアイスホッケーをやっていて、新横浜のアイススケートリンクの上がベネッセの保育園だったので、なんとなく身近に感じていました。面接が終わった後に「その子の宇宙が拡がり続けるためのことば(※)」の本を読ませていただき、子どもが楽しく過ごせることを大切にする『子どもファースト』なベネッセの保育を知りました。自分が子育てをする中で、こどもにとって保育園で過ごした時間はその後の人生にも大きく影響すると感じていたので「ここで学び、働きたい。」と思い、ベネッセの保育園で働こうと決めました。
(※)「ベネッセの保育園」の保育実践から生まれた「その子らしく、伸びていく」を支援するための共通言語をまとめた書籍。

実際に働いてみてどんな印象を持ちましたか?

想像していた通り、こどもの視線や気持ちを第一に、こどもの発達に寄り添っていくことを大切にしている保育だと感じました。働き始めて少し経った頃には、「ここに自分の子を預けたかったな、ここで保護者をやりたかったな、ここの保育士さん達に子どもを見て欲しかったな」と思うようになりました。園長先生とのキャリア面談を通して、年齢問わず自分の経験を活かしながらキャリアを積み上げていけたり、自分の目指すキャリアに沿って必要な研修を就業時間内で受けられることも、とてもありがたい環境だと感じていますし、保育をより良くしていこうというモチベーションにつながっています。

これからどんな保育士を目指していきますか?

どんな時でもこどもに寄り添える保育士になっていきたいと思っています。楽しい時にも、困った時にも、辛い時にも、どんな時でもこどものそばにいて、寄り添ってあげられる保育士になっていきたいです。

そのためにはどんなことに取り組んでいきますか?

こどもが「面白そう!」と思った時のキラキラを見逃さないようにしています。ベネッセの保育の考え方の中に、保育者のかかわり方の一つとして『しかける』というのがあります。子どもがキラキラと楽しいと感じる遊びをしかけられるようになるために、こどもが何に興味を持ち、何を面白そうと感じるのか、沢山探していく必要があると感じています。大人相手にも言えることですが「何故この瞬間に心が動いたのか?」というのを蓄積して初めて『しかける』ことができると考えています。

同じように、これからセカンドキャリアとして保育士を目指されている方に向けて、一言いただけますか?

『セカンドキャリアを目指す』って、人によって理由や目的が変わると思うのですが、私の場合は、ある程度色々な経験を積んできたところで「次の自分の可能性を探したい」と思って保育士を目指しました。自分は何をしたいのか、どういう自分でいたいのか。「自分に耳を傾ける」と言うとおこがましい気もしますが、自分に素直でいることで、新しいことにトライしていくことができるのだと思います。私はいま、自分に素直にいられることで、「保育士の仕事」を楽しめているのだと感じています。