折り合いをつけるpart１ ～年齢別の育ち～

幼児期になると、自分と相手との間で、互いに意見が合わないことがあり、気持ちを整理したり、折り合いをつけたりする機会が出てきます。

【３歳児】お互いの思いを話しています。涙が溢れることもありますが、援助を受けながら少しずつ気持ちを伝えています。

【４歳児】同じ玩具を使いたく話し合いますが、中々決められない様子で保育者が介入しようとした時、「これはどう？」近くで見ていた友だちが提案してくれました。友だちが仲立ちをしてくれ、子ども同士で気持ちの折り合いがつけられることもあります

【５歳児】「手をつなぎたかった」「また今度ね」周りから少し離れた静かな場所で話し合い、自分たちで気持ちを整理し、解決できました。

「自分たちで解決した！」という成功体験を味わえたり、他人の気持ちに気がつき、話を聞いてみようとする力を育んでいったりできるように個々の育ちに合わせた対応や、大人が温かく見守る姿勢を大切にしています。

ベネッセ 杉並泉保育園／園長