考え合う姿

1人の子の声から始まった海賊船づくり。
「帆が作りたい」と案が出ました。
保育者が土台となる物を用意すると、
少しずつ作り始めました。
完成した帆は棒に垂れていた状態。
子ども達のイメージしていた帆は「風に揺れて広がるもの」の様で、
だらんと垂れ下がっている事に納得できない様子。
「風で揺らしたいから扇風機の風をこっち向きにしてみて」
「ここをテープで留めたいから抑えておいてくれる？」と
思いついた考えや友だちとのやりとりを通して
徐々にイメージしていた
「広がる帆」に近付いていきました。
最後に帆を立たせて友だちと喜び合っている写真です。
子ども達が遊びの中で試行錯誤し、
自分達の力でやり遂げた経験が
この時期の遊びの中で何よりも大切なものだと感じる様子でした。

幡ヶ谷保育園／園長