2016年新卒入社。中学生のときのボランティアがきっかけで保育スタッフ(保育士)を目指す。就職活動で公立や乳児院などさまざまな施設を訪問。最終的にこどもたちの素直な大人への関わりを見てベネッセに就職。
もともと小さいこどもが好きで、同級生よりもその弟さんや妹さんたちと遊ぶことのほうが多かったくらいです。中学のときに参加したボランティアで保育士さんの働き方に触れて、自分もこの仕事をやってみたいと保育専攻のある大学付属の高校に進学しました。
高校生の終わりから大学生まで保育園でアルバイトをしていて、その園が異年齢保育に取り組んでいました。「危ないよ」と年下の子の行動を大人に報告しに来たり、大きい子が小さい子にやさしくする環境がいいと思えたので、できれば異年齢保育に取り組んでいる環境で働きたいと思っていました。
年下の子の面倒を見るのがあまり得意ではなかったその子に、得意なブロック遊びで年下の子にも遊び方を教えてあげてとお願いするとちゃんと面倒を見てくれるようになります。どうしたらその子が一歩踏み出せるのかを見極めてあげるのが保育士の仕事です。それができるベネッセを選んでよかったと実感しています。実は、異年齢保育以外にもベネッセを選んだ決め手になったことがあります。
それは園の雰囲気です。就職活動で園を訪問したときに、園長と主任に案内をしてもらいましたが、どのお部屋でもこどもたちが園長と主任のもとに、わっと寄ってくるんです。大手だからという安心感もありましたが、こどもたちとこんな関係性が築けるなら大丈夫だとさらに安心できました。こどものためにという理念を掲げる保育園が多い中で、「おウチみたいな保育園を目指す」という取り組み姿勢にも納得できたし、こどもたちの園長に対する接し方でベネッセが好きになりました。
入社した当時、休憩でも気持ちが休まらないほど緊張していた私に、先輩の保育士さんたちがいろいろと話しかけてきてくれて、気持ちが楽になったのを覚えています。2年目で担任を任されたときも、非常勤のベテラン保育士さんたちが、私の手のまわらないところを察して手伝ってくれたり、新人の私をひとりの担任としてしっかりと支えてくれました。周りのたくさんの人たちにいろいろなことですごく助けられています。
自分が周りを引っ張っていかなければいけない場面で、「私たちに確認しないで、遠慮なくどんどん指示を出してほしい」とベテランの保育士の方から言われました。いまのうちにたくさんの経験を積んでおけば、あなたが、来年はじめて担任を持つ新人のお手本にもなれるし、引っ張っていけるようになれるからと背中を押されました。みんなで育てていく風土で、私も一人前の保育士を目指しています。
保育士の仕事はずっと続けていくつもりです。そのためには私も先輩たちのように不安に気付いてあげられる、答えを導いてあげられる、そんな保育士になりたいと思っています。「負けないで頑張ってみて」と、はじめて悩みを打ち明けたときに言われた先輩の言葉を、今度は私が言えるように頑張っていきます。
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