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2026/08/26
異年齢保育の質を高める「キンダー研究会」

今回は、2025年度にキンダー研究会で作成した「異年齢保育3つの特徴カード」について、あらためてご紹介させていただきます。
ベネッセの保育園では、1999年から3歳・4歳・5歳のこどもたちが生活の基盤を共にする「異年齢保育」をおこなっています。学年別のクラスではなく、幅の広い年齢層で日々を過ごすことで、年齢を超えた多様な関わりが生まれ、さまざまな育ちや経験につながると考えているからです。
とはいえ、同じ場面を見ていても、その捉え方は保育者一人ひとり違います。「異なる年齢のこどもたちが集まって楽しそう」と感じる人もいれば、「集中して遊び込めているな」と見る人もいます。だからこそ、こどもの育ちについて同じ言葉で語り合い、同じ方向を見ながら保育を考えていくことが、保育の質を高めるうえでとても大切だと考えています。
その語り合いの手がかりとして生まれたのが「異年齢保育3つの特徴カード」です。

3つの特徴と、園での姿
カードでは、異年齢保育で育まれるこどもの姿を3つの特徴に整理しています。
年上の子の姿を見て「やってみたい」と心が動いたり、年下の子に優しく関わることで自信につながったりします。異年齢だからこそ生まれる関わりが、こどもたちの中に自然と広がっています。
3つの特徴にまつわるエピソードは以下のブログでも紹介しています
<小さな社会> <身近なあこがれ> <自分の居場所>

保育者が使う3種類のカード
カードは全部で3種類あります。それぞれについてご紹介します。
①異年齢保育3つの特徴カード
特徴ごとに色が分かれ、表に3つの特徴と特徴を構成する要素、裏にその要素の説明が書かれています。3つの特徴を構成する8つの要素分、8枚のカードがあります。

②幼児期の終わりまでに育ってほしい姿カード
保育所保育指針に記載されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」とその説明をまとめたものです。

③保育者の配慮カード
3つの特徴をより深めるための保育者の配慮のポイントが書かれています。また自由に書き込める空欄のカードも用意されており、話し合いの場面で「こんな配慮もあるよね」と配慮を書きだす際に活用できるようになっています。

使い方は自由で、3種類すべてを使う必要もありません。
クラスの振り返りや計画づくり、個人での振り返りなど、その時々の場面に合わせて組み合わせて使っています。このカードを使うことで、保育を語り合うことの楽しさを感じ、保育の質で高める一助になればと考えています。
キンダー研究会