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2024/03/06
異年齢保育の質を高める「キンダー研究会」
今回はキンダー研究会の2023年度の総括として、
ベネッセの保育園51園の園長が一堂に集まり「つながるミーティング」を開催しました。
冒頭では
・ベネッセの保育園ではなぜ異年齢保育を取り入れているのか?
・ベネッセの異年齢保育はなぜ3歳、4歳、5歳を生活の基礎集団としているのか?
・異年齢保育を通してどんな子どもたちの姿・状態を目指すのか?
を改めて提起しました。
キンダー研究会は異年齢保育の質を高めていくための研究活動を続けています。
2023年度の活動を聞き、異年齢保育を深めるためのヒントや気づきを
自園に持ちかえり、園内でぜひスタッフと話をしてくださいーと参加園長に呼びかけを行いました。
続いて2023年度に取り組んできた<幼児の異年齢保育の生活環境で育む、
こどもの力と保育者のかかわり>について研究会メンバーから発表を行いました。
これまでのブログでもご紹介してきた
「異年齢保育の3つの特徴」
1)小さな社会 2)自分の居場所 3)身近なあこがれ
について、象徴的なエピソード中心にそれぞれに対する保育者の配慮、
こどもに育つ力をまとめて発表しました。
その後、各5名ほどのグループに分かれ「3つの特徴」を意識しながら、
各園の異年齢保育の中での子どもたちのエピソードを出し合い、
保育者の配慮やこどもに育まれる力についてディスカッションを行いました。
また、クラス運営や保育者同士の情報共有など各園の取り組みを共有し合い、知見を深めていきました。
グループディスカッションの1時間は瞬く間に過ぎ、参加した園長からは
「3つの特徴や事例を園に持ち帰って担任と話し合いたい」
「他園の取り組みを知ることができて良かった。
自園の課題に対して取り入れられないか、相談して検討していきたい」
「キンダー研究会に参加して、幼児の異年齢保育の学びを深めたい」などの感想がありました。
今回のミーティングを通してみえてきた各園での取り組みや、
この後の園長へのヒアリングを参考に今年度のキンダー研究会の振り返りをし、
来年度も「異年齢保育の質の向上」に向けキンダー研究会の活動を続けてまいります。
キンダー研究会