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2024/02/05

2023年度キンダー研究会vol.7 今年度の取り組みまとめ①

異年齢保育の質を高める「キンダー研究会」

2023年度キンダー研究会vol.7 今年度の取り組みまとめ①

今年度は<幼児の異年齢保育の生活環境で育まれる、
こどもの力と保育者のかかわり>について検討を進めており、
ここまでキンダー研究会で、異年齢保育を特長づけるものとして
「多様な人との出会いがある暮らし」
「身近なあこがれがある」
「自分の居場所がある」


といったキーワードがメンバーから紡ぎだされ、
それぞれのキーワードをテーマに話し合いをしてきました。

今回はこれまでの話し合いで数多く出てきたキーワードごとの
エピソードを分析し、それらのエピソードでは主にどんな
「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿(※)」に
つながる育ちがみられるのか、そのような育ちを伸ばすためには
保育者の関わりにどのような配慮が必要なのか、検討しました。
※「10の姿」…2018年『保育所保育指針』に追記された項目で
小学校入学前までに育みたい資質や能力を、10の視点から具体的な姿として表したものです

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今回は、3つのキーワードで出ていた具体的なエピソードを一部ご紹介します

Keyword①【多様な人との出会いがある暮らし】

Episode:3、4、5歳の異年齢のこどもたちが鬼ごっこで遊んでいた時のこと。
つかまりそうになるたびに「タイム」を繰り返す3歳児に対し、
“それはダメ”というのではなく、5歳児が中心になって、
「どうしようか」と話し合いが始まり、
3歳でも一緒に楽しめるようなルールを考えはじめた 。

保育者の配慮(一例):子ども同士のやり取りは見守りながら、
関係性に応じた支援を考える。こども同士のやりとりに保育者が
アプローチする必要があるか見極めることが大切。

エピソードから見える「10の姿」:協同性、思考力の芽生え、豊かな感性と表現など

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Keyword②【身近なあこがれがある】

Episode:散歩の時、5歳児が3歳児と手を繋ぎ車道側を歩き安全を守っている。
その姿をいつも見ている4歳児は、5歳児がお休みの時には張り切って
5歳児の代わりとして、3歳児と手を繋いで歩いている。

保育者の配慮(一例):あこがれに向かう種をまく。
その子の種が芽吹くタイミングを見逃さない。
ルール等は「守らせる」ではなく、理由や重要性を説明し、
「守りたい」と思ってもらうことが大切

エピソードから見える「10の姿」:道徳性・規範意識の芽生えなど

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Keyword③【自分の居場所がある】

Episode:同学年同士で集まり、勝負にこだわる姿が見られるようになった
4歳児のこどもたち。しかし遊びの内容によっては、同学年同士の遊びに
うまく入れない4歳児の子も。その時、その子は5歳児のところに。
5歳児のこどもは、その子を自分たちの仲間にいれ
一緒に遊びはじめる。
普段から一緒に生活しているからこその自然な光景。

保育者の配慮(一例):こどもの興味、年齢に合わせ、
安心して自分自身を表現したり、リラックスしたりできる環境を整える

エピソードから見える「10の姿」:健康な心と体、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現など

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これらのエピソードは日常のある一場面を切り取ったものです。
異年齢保育という集団のなかにあっても、
ひとり一人のこどもの気持ちや関係性は日々刻刻と変化していきます。
保育者がその変化に気付き、それをどう読み取って、
こどもの育ちにどうつなげ、発展させていくのか…
話し合いはまだまだ続きます。

キンダー研究会

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