「地面にお絵かき」からの発展

枝を使って地面にグルグルと模様を描いていました。

保育者も一緒になって模様を描いていると、そのグルグルとした形をじーっと観察しています。

泥水に枝を付け、机の上をなぞってみると・・・渇いた机に線が浮かび上がってきました。

そんな子どもたちの姿を見て、画用紙をそっと置いてみると・・・気づいた子が枝をスタンプのようにトントンと叩き始めました。

枝をスーッと横に動かすと、長い線になりました。

細い枝では、線が細く、小さな丸を描くことができていました。　　

長い枝も、手首を器用に動かして描いています。

枝だけでなく、どこからか拾ってきた石を転がして描いています。

次の日は壁に大きな模造紙と、枝だけをそっと用意してみました。

枝だけではなく、指や手のひらを使って描いていく子もいました。

地面に描くところから、大人が少し環境を整えるだけで、子どもたちの感性が生きた作品に発展していきました。

ベネッセ日吉保育園／園長