“雨の日の園庭あそび”(うさぎクラス)

「今度雨が降ったら、レインコートを着て、
　長靴を履いて、
　雨を見に行こうと思うんだけどどうかな？」
と、子どもたちに声をかけると、
「いいねぇ！」
「いくいく！」
と、大喜びで応答してくれました。
「でもね、レインコートが無いから、作ってみようか？」
と、保育者が提案すると、
「ちゅくる！」
「どうやって？」
と、興味津々の子どもたち。

切り開いたビニール袋に
好きな色のポスカで色付けをして、
全員違う柄のとびきりのレインコートが
できあがりましたよ。

その数日後、
待ちに待った雨が降りました。
いつもの雨の日は、
お部屋の中で過ごしていますが、
今日だけは特別。
みんなでレインコートを着て、
長靴を履いて、園庭に出てみました。

雨に目を細めながら嬉しそうに小走りしたり、
太鼓橋や鉄棒についたしずくに
指先でそっと触れてみたり、
ビオトープに打ち付ける雨をじっと見つめたり…

終いには、
空に向かって口を開けて雨を飲もうとする姿も見られました。

雨だから外に出られない！
なんていう固定概念を一度横に置いて、
思い切って外に出てみたからこそ見つかった、
小さな発見の数々と子どもたちの嬉しそうな姿に、
雨の日もいいなぁと思えた出来事でした。

２歳児担任／大泉学園保育園