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2026/07/14

2026年度キンダー研究会vol.1 ~異年齢だからこそ生まれる学び~

異年齢保育の質を高める「キンダー研究会」

2026年度キンダー研究会vol.1 ~異年齢だからこそ生まれる学び~

ベネッセの保育園では、「その子らしく、伸びていく。」という理念のもと、日々こどもたちの育ちを見つめています。
今回のキンダー研究会では、異年齢保育の実践やこどもたちの姿について語り合いました。そこで共有されたエピソードから見えてきたのは、こども同士が刺激し合い、自分たちで考え、経験を重ねていく姿でした。


1.こども同士が学び合う異年齢の環境
研究会では、野菜栽培をきっかけに生まれた「野菜研究所」のエピソードが共有されました。
こどもたちは、小松菜に空いた穴を見つけ、「なぜ穴が開いているのだろう」「何が原因なんだろう」と話し合いを始めます。顕微鏡で観察したり、虫について調べたりしながら、アブラムシの存在に気づき、自分たちで対策を考えていきました。
保育者がすぐに答えを与えるのではなく、こどもたち自身が問いを持ち、考え、試してみる。その過程の中に、探究する力や、仲間と協力して進める力が育っていました。


2. 「やってみたい」が次の学びにつながる
収穫した野菜をどう活用するか、次は何を育てたいか。こどもたちは話し合いを重ねながら、自分たちの経験を次の活動へつなげていました。年上のこどもがこれまでの経験をもとに意見を出し、年下のこどもがそれを見聞きしながら参加する姿も見られました。
異年齢の環境では、年齢が違うからこそ、日常の中に自然な学び合いが生まれます。
• 憧れの存在が身近にいる
• 自分の考えを相手に伝えようとする
• 相手に分かるように工夫する
こうした関わりの積み重ねが、こどもたちの「やってみたい」「自分もできるかもしれない」という気持ちを育んでいきます。


3. 保育者自身のまなざしも変わっていく
研究会では、こどもの姿を語り合うための「3つの特徴カード」を活用した取り組みについても共有されました。
カードを使ってこどもたちのエピソードを振り返ることで、「何を感じていたのだろう」「何を考えていたのだろう」といった対話が増え、こどもを肯定的に捉える視点が広がっているという声が聞かれました。
ある園では、こどもの行動をすぐに注意するのではなく、「なぜそうしたのだろう」と一度立ち止まり、こどもの背景や思いを見ようとする変化も共有されました。こどもの姿を語り合う時間は、保育者自身のまなざしを深める時間にもなっています。


4. 異年齢保育が育むもの
キンダー研究会の中では、「異年齢保育の価値を、もっと言葉にしていきたい」という思いも語られました。
異年齢保育が目指しているのは、年上の子が年下の子を助けることだけではありません。年齢の異なる仲間と関わる中で、こどもたちは自分で考え、相手の立場を想像し、どうすれば伝わるかを工夫していきます。
• 自分で考える力
• 相手を思いやる力
• 挑戦する意欲
• 対話する力
こうした力は、小学校以降の学びにもつながる大切な土台になるのではないか。キンダー研究会では、その可能性についても対話が広がりました。


おわりに
今回のキンダー研究会では、こどもたちの姿を通して、改めて異年齢保育の価値を見つめ直すことができました。
こどもたちが自ら考え、仲間と協力しながら育っていく姿。そして、その育ちを信じて支える保育者のまなざし。
これからもこども一人ひとりの「その子らしさ」を大切にしながら、豊かな育ちを支えていきます。

キンダー研究会

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