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2025/03/31

2024年度キンダー研究会 vol.8 異年齢保育3つの特徴のエピソード紹介③~ベネッセの保育園「つながるミーティング」より~

異年齢保育の質を高める「キンダー研究会」

2024年度キンダー研究会 vol.8 異年齢保育3つの特徴のエピソード紹介③~ベネッセの保育園「つながるミーティング」より~

2025年2月にベネッセの保育園で開催した「つながるミーティング」で発表した「異年齢保育3つの特徴」のエピソードを紹介していきます。
3つ目は「身近なあこがれ」をテーマにしたエピソードです。

ある園では毎年、近隣の園から3歳児クラスに新入園児がやってきます。
5歳児のSちゃんは「いつ来るの?」「何時まで遊べるのかな?」と保育者に聞き、新しいお友達を心待ちにしていました。
Sちゃんは3歳児クラスへ新しくやってくるMちゃんに渡すプレゼントを率先して用意したり、Mちゃんが入園したあとも生活や遊びの場面でお世話をする姿がたくさん見られました。
またМちゃんに限らず、いつもいろんな年下のお友達のお世話をしてくれるSちゃんに、「どうしてみんなの世話をしたいと思ったの?」と、保育者が聞いたところ「だって私もEちゃんにお世話してもらったから、今度は私がお世話してあげるの」とお話してくれました。

Eちゃんは、Sちゃんが3歳の時の5歳の女の子の名前でした。
Sちゃんの保護者にこのお話を伝えると、「家でも”私もEちゃんみたいになりたい”とお話していて、自分が5歳児クラスになったことを喜び、行動していると思う」とお話してくれました。

画像2.png

自分がしてもらって嬉しかったことを、今度は自分が返していく姿を通じ、身近なあこがれの存在が、こどもの心を自然な形で育むことを実感しました。
そして、Sちゃんが世話をしていた3歳児さんたちが、4歳児クラスになった今、年下のお友達に鉛筆の持ち方を教えたり、荷物の整理を手伝ってあげたり‥と、日々お世話をしてくれています。
このように、こどもたちのなかから【あこがれる/あこがれられる存在】が繰り返し生まれ、<育ちの好循環>となるのは、異年齢保育の環境ならではです。

画像3.png

最後にこちらのエピソードを紹介したスタッフの言葉です
「自園では、毎日3歳児から5歳児のこどもたちが、ひとつのテーブルを囲んで遊びに没頭しています。お互いの姿を見て、真似し合って、教え合って…と、様々なやりとりが行われ、それが<学び>に繋がっています。
【その子らしく、伸びていく】というベネッセの保育のメッセージを体現する、こどもたちの姿からわたしも学んでいきたいです」

キンダー研究会

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