安全・衛生
2019/08/21
今年度、リスクマネジメント定例会が発足しました。
この定例会は各園のリスクマネジメント委員会の活動をサポートして、重大事故の防止につなげることをねらいとし、2か月に一度開催。主任・副主任・専門リーダーの方々が参加しています。
前半は、ベネッセ保育園での事故事例の共有とけが・病気への対応で困っていることを、顧問の小児科医師に相談して解決を得ること。後半は、リスクマネジメントの考え方や手法を学ぶ機会を持っています。
今回は、リスクマネジメントの講議からの学びについてお話します。
5月の「ヒヤリハットの検証とPDCAサイクル」では、ヒヤリハットの捉え方から死角や見えていないものを見ること。活動やこどもの動きの見通しを立てて、対策をスタッフ間で共有することが事故の減少につながること。リスクの重さを評価して、重いものから改善につなげる必要性を学びました。
7月は「プール遊びの危険予知と定量分析」について、
まずは、プールでの溺水の映像から“ こどもは静かに沈んでいく ”ことを目の当りにし、これから「楽しく・安全な水遊び・プール遊び」を行うために、職員間でこの状況を共有して監視を重要視していくことを再確認できました。
定量分析のグループワークでは、プール遊びの計画書(日案)のヒヤリハットの事前予測と共有しておく安全対策から、乳児・幼児・人的要素・環境(場所)・けがの重症度・準備段階・入水中・入水前後などの分類をし、優先順位をつけて危険予測の傾向を出し合って分析し合いました。
受講者からはさっそく自園のリスクマネジメント委員会で分析してみたいと意欲的な声が聞かれ、会を重ねるごとに学びを深める機会となっていることを実感しています。
今後も、保育園のリスクマネジメント委員会の歯車が噛み合って、効果的な運営となるような企画を考え、支援をしていきたいと思います。
By :本部/長島・小松